• 長崎市出身『大阪ウェットランド』

    第29回 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作 長崎市出身 服部倫さん 光文社『大阪ウェットランド』税込み1,870円   大阪で売れないドラマーとして暮らす主人公が、ある出来事をきっかけに 中学生・晴斗と出会い、ヤクザ、半グレ、怪しい刑事から目を付けられます。   物語が進むにつれて見えてくるのは、人と人とのつながりや、大阪の街を 舞台に広がる複雑な現実。テンポの良い展開と個性豊かな登場人物達が魅力 的で、大阪府に実在する湿地「ウェットランド」も関係してきて…最後まで 引き込まれる1冊です!    
  • オードリー・若林さん著『青天(アオテン)』

    お笑いコンビ「オードリー」若林正恭さんによる初の長編小説。 第175回直木賞 候補に選出された 文藝春秋『青天(アオテン)』税込み1,980円   アメリカンフットボール用語にて「アオテン」とは、仰向けに倒される ことを意味しています。書名に込めた著者の思いとは…。   舞台は、高校アメリカンフットボール部。自分自身と向き合う高校生達 の姿が描かれた青春小説。引退後の葛藤や将来への迷い、仲間との関わ りなど。一瞬のプレーに全てを懸ける高校生の熱量をぜひ体感ください。   お笑いタレントの方が「直木賞」候補入りは初です!こちらの結果も気 になりますが… ぜひ、著者の熱い思いを味わってください。
  • 沈みゆく列島で、”界隈”は沸騰する『イン・ザ・メガチャーチ』

    朝井リョウの最新作「イン・ザ・メガチャーチ」。 数千人が集う巨大教会の熱狂と、その裏側に潜む現代人の孤独を鋭く描いた本作は、 2026年本屋大賞を受賞しました。 デビュー作『桐島、部活やめるってよ』から一貫して時代の空気を鮮烈に切り取ってきた著者が、本作では「信じること」の救いと危うさを圧倒的な筆致で描き出しており、全国の書店員が「今、一番売りたい本」として選んだその熱量を、ぜひページをめくって体感してください。

    誰もが「自分で選んでいる」と信じているこの時代に、
    その選択は本当に自分のものなのか――。

    本作は、承認と安心を求める私たちの姿を、静かに、しかし容赦なく映し出します。
    読み進めるほどに違和感が増幅し、読み終えたとき、日常の見え方がわずかに変わるはずです。